外反母趾と痛風の見分け方:痛みや腫れの違いを解説
外反母趾と痛風は、両方とも足の指に痛みや腫れを引き起こす疾患ですが、原因や症状が異なります。
今回は、外反母趾と痛風の見分け方について解説します。
外反母趾とは?
外反母趾とは、足の親指の付け根が外側に向かって曲がってしまう状態。
足の親指が外側に向かって曲がる事で、側面の骨が突出してしまい、靴を履く際に痛みや違和感を感じます。
また、歩行時にも痛みが出る事があります。
痛風とは?
痛風は、尿酸が体内で過剰に生成される事によって、関節や組織に結晶が形成され、激しい痛みや腫れを引き起こす疾患。
足の親指を始め、足の関節が一般的な発症部位とされています。
激しい痛みや赤みが現れ、歩行が困難になる事もあります。
外反母趾と痛風の症状の違いとは?
外反母趾と痛風は、症状が異なります。
外反母趾の場合は、足の親指付け根部分が腫れたり、痛んだりします。
長時間立っていたり、歩いたりした後に痛む事が多く、休んだ後に症状が軽減される傾向があります。
一方、痛風の場合は、突然の激しい痛みや腫れが現れます。
発症部位は一般的に足の親指の付け根や関節部分です。
痛風の痛みは、突然襲ってくるため、急激で非常に激しいものがあります。
まとめ
外反母趾と痛風は、足の指に痛みや腫れを引き起こす疾患である点は共通していますが、原因や症状には違いがあります。
痛みや腫れが現れた場合は、専門医の診察を受ける事をおすすめします。
外反母趾の場合は、靴の選び方や足を休める事が重要です。
また、症状が重い場合には、手術が必要な場合もあります。
痛風の場合は、食生活の改善や薬物療法が必要です。
尿酸値の高い食品を避けたり、適度な運動を行ったりする事で、発作の予防に繋がります。
また、発作が発生した場合には、非ステロイド性抗炎症薬やコルヒチンといった薬物療法が行われます。
最後に、外反母趾と痛風の見分け方について解説しましたが、症状が似ている場合もありますので、症状が現れた際には、迷わず医師の診察を受ける事が大切です。
早期発見・治療により、より健康な足で生活する事ができます。